血圧とは?
【動画】血栓を飛ばす血圧
→(抜粋)心臓はポンプの圧力を上げて、血の塊を吹き飛ばそうとします。血圧を上げることで、脳を守ろうとするのです。
降圧剤の添付文書にはこう書かれています。
※以下、添付文書になります。
血管パンパン型
塩分の取り過ぎによる血量増加と腎臓の弱り
➡︎ 血管を拡張させて血圧を下げます。
注意が必要な副作用として、心不全の憎悪、洞不全症候群・房室ブロックの悪化。短時間作用型は、反射性頻脈を来し、心臓死、心筋梗塞、心不全をもたらすことがあります。
➡︎ サイアザイドは、腎臓の遠位尿細管という部分に働きかけ、塩分(NaCl)の再吸収を阻害することで利尿作用を発揮します。
注意が必要な副作用として、低カリウム血症、低ナトリウム血症、高尿酸血症を来すことがあります。腎機能低下(クレアチニン2mg/dl以上)では無効。痛風や耐糖能異常のある方には慎重投与。
➡︎ サイアザイド系利尿薬とは異なる作用機序で血圧を下げます。
➡︎ 体内の過剰な水分を排泄し、血液量を減らして血圧を下げます。
➡︎ アルドステロンというホルモンの働きを抑えることで、体内のナトリウムと水分の排泄を促進し、血圧を下げます。
若い方のほとんどがこれ
➡︎ アンジオテンシン変換酵素(ACE)の働きを阻害することで、血圧を上昇させる物質であるアンジオテンシンIIの生成を抑え、血管を拡張させて血圧を下げる薬です。
注意が必要な副作用として、妊娠中の催奇形性や胎児の腎障害による羊水過少症、それ以外でも高カリウム血症を来すことがあります。また、ACE阻害薬では20〜30%に空咳を来す。
➡︎ 血管を収縮させる作用のあるホルモン、アンジオテンシンIIの働きを抑えることで血圧を下げます。
心拍数の速い方はこれ
➡︎ 交感神経のα1受容体をブロックすることで血管を拡張させ、血圧を下げます。前立腺肥大で排尿障害がある方にも。
➡︎ 心臓のβ受容体をブロックすることで、心臓の働きを抑え、心拍数を減少させ、血圧を下げます。
➡︎ α遮断薬とβ遮断薬を足した作用をします。
ARB+利尿薬
ARB+カルシウム拮抗薬
漫然と服用し続けていいの?
と言われたのは昔の話。
降圧剤の減薬が始まってきた理由
➡︎ 高齢者では、血圧を下げすぎると脳や心臓への血流不足(低灌流)によるめまい、ふらつき、転倒、認知機能低下、腎機能障害などのリスクが高まります。そのようなデータの積み重ねもあり、日本高血圧学会のガイドラインにおいても、必要以上の降圧剤使用を避けるとともに、目標血圧を緩める傾向にあります。
➡︎ 高齢者は筋力低下や栄養状態の悪化(フレイル)が進むことがあり、降圧剤による血圧低下が体に負担をかける場合があります。医師は、患者の全体的な健康状態(フレイル度、併存疾患、生活機能)を評価し、薬の必要性を再検討します。
※つまり、本来すべきは筋肉作りです。
➡︎ 加齢による血管の硬化(動脈硬化)により、血圧が自然に高くなる傾向がありますが、これが必ずしも積極的な薬物療法を必要としない場合も。動脈硬化による血圧上昇は、生理的な変化として許容されるケースが増えています。
※このページのトップ動画の通りです。
➡︎ 高齢者は複数の疾患で多くの薬を服用していることが多く、降圧剤を含む薬の相互作用や副作用が問題になることがあります。医師は薬の数を減らすことで、患者のQOL(生活の質)向上を目指す傾向にあります。
➡︎ 高齢者でも、適切な食事、軽い運動、体重管理、ストレス軽減などにより、血圧が改善することが周知され、その効果により降圧剤の減量や中止が検討されます。特に、軽度の高血圧や二次性高血圧(他の疾患や薬剤が原因の場合)では、原因治療や生活習慣の改善で薬を減らす努力がなされます。
減塩は必要か?
沖縄海塩研究所所長のお話
日本の塩業の歴史
1905年 塩専売制の実施
1971年 イオン近代化臨時措置法成立
1997年 塩専売制度の廃止、塩事業法成立
2002年〜塩業の完全自由化
減塩神話は1971年のイオン近代化臨時措置法成立に伴う「イオン交換膜製塩(食塩=塩化ナトリウム🧂)」の家庭への普及で誕生しました。1960年代までの間、塩の輸入量が増加する中で、コストの高い国内製塩は見直しを迫られ、輸入塩の価格に対抗できる国内製塩業の再編が急務とされました。こうした状況にあって、採鹹(さいかん)工程で開発が進められてきたイオン膜の技術が実用化され、今までの非効率な塩業が禁止され、全てイオン交換膜製塩を製造販売する同法律が成立したわけです。
血圧を上げるイオン交換膜製塩(食塩=塩化ナトリウム🧂)
イオン交換膜製塩は本来のミネラル成分が豊富な天然の塩と違い、それがほとんど含まれていないため、日本国民はイオン交換膜製塩の"健康被害"として塩=血圧を上げるという食卓が、1997年のイオン近代化臨時措置法つまりは塩専売制度の廃止、2002年の塩の完全自由化まで続きました。
しかし未だ市場の8割は食塩…
天然塩を選択しましょう。
大櫛陽一教授のお話
「血圧は一番低い寝る直前に測る」
「適正血圧はやっぱり年齢+90」