日本で集めた資金が、米国支部や韓国における教団グループ(宣教回財団)や事業体(統一教財団)を潤しているという構図の背景には、教義上の理由もあるだろう。統一教会において日本は、アダム国家(韓国)に贖罪すべきエバ国家と見なされている。
韓鶴子氏の最新の「みことば」では「(日本は)人間的に考えれば許すことのできない民族です。しかし天の摂理において、真の父母は日本を世界のために生きるエバ国家、母の国として祝福しました。母の特徴は自分を顧みずすべてを惜しみなく与えてくれることです」と述べている。罪の意識を植え付けられた日本の信者は、あがないとして巨額の献金を続けるわけだ。
いや、明治維新以前から無かったと思う。